全世界の日本人アマチュア無線家との友好

 私は1971年に JE1BQE を開局しましたが、1970年代は世界のほぼ全ての国で、外国人はその国での無線従事者の国家試験すら受けることができませんでした。アメリカのアマチュア無線家である Barry M. Goldwater 上院議員(K7UGA)が、外国からの航空機の通信士が外国性排除の為に免許が取れないのは不都合ということで、FCC受験の条件となっていた外国性排除を撤廃しました。

 1969年に渡米された塚本さん(JA1ANE)は、早速、アメリカのアマチュア無線のFCC試験を受験され 1975年にニューヨークで WB2ZRQ(現在のコールサインは N2JA)を開局されました。その後、ニューヨークを中心に日本人ハムが増え、1980年頃に JANETクラブが誕生しました。

JANET Club は海外で生活をしている日本人アマチュア無線家のグループであり、海外に飛び出しそこで無線をやっている仲間たちが集う1980年に設立された伝統のあるクラブです。1998年に、そのクラブから Charter Member(創立メンバー)と記載された名誉ある楯を頂けたことは、とても光栄なことです。

The JANET Club (established in 1980) is a group of Japanese amateur radio operators who live and work in U.S.A. It is a great honor to receive the prestigious plaque from the club, which states that I am a Charter Member.

ドイツとの友好

 私の最初の海外旅行は、大学1年生の時(1976年)の西ドイツで叔父と叔母の住んでいる Aschaffenburg の訪問でした。当時は、日本人が海外からアマチュア無線を運用することは非常に難しく、西ドイツの国籍を得られていた壱岐さん(JA7HM)やドイツ人と結婚されたカエコさんは、それぞれ DJ0VK(現在は DF2CW) や DK9QZ(ご主人は DK9QH)のコールサインでアマチュア無線局を開局されていました。

 私は、日本の無線従事者の免許を基に、ドイツのアマチュア無線連盟(DARC)にアマチュア無線の免許を申請しましたところ、DARCは寛大で、JE1BQE/DL のコールサインのアマチュア無線局を免許してくださり、現地で多くのドイツ人アマチュア無線家と交信をし、多くの友人を作ることができました。

 2000年に、壱岐さんが主催するJAIG(Japanese radio Amateurs In Germany)クラブから日独友好の楯を頂きました。私も元 JAIG(#34)のメンバーでした。

ブラジルとの友好

 2024年8月24日、ハムフェアの会場で、アマチュア無線を通じて「ブラジル」と「日本」の友好を築いた証のプレートと LABRE(The Brazilian Amateur Radio League)のピンバッジを、私の名前入りでいただきました。

 ブラジルから来日され、私に届けてくれたマーチン(PT2ZDX / LU9EFO)さん、ありがとうございました。
マーチンさんは私の人体通信(HBC)の研究の取材をされ、アメリカの US CQ 誌、オランダの DARU Magazine、にて紹介してくださいました。

Na feira de presunto deste ano (2024), o brasileiro Martin (PT2ZDX) nos deu uma placa como sinal de boa vontade internacional entre o Japão e o Brasil.

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